遺産分割協議書が必要になる相続はその財産が不動産ばかりとは限りません。もしも不動産がその遺産分割協議書の中に入ってくるのなら司法書士に依頼した方がいいでしょう。
書店で購入した本をたよりに自作に挑戦する方がいるようですが結果がスムーズにいかないとかなりのリスクが生じてきます。
相続登記なので登記は司法書士が専門です。これは所有権移転という登記になります。原因が相続なんですね。
相続で遺産分割協議書を作る場合
遺産分割協議書でもそれで登記が出来るものと登記が出来ないものがあります。つまり相続での名義変更が不可能という事案ですね。
かなり神経を使って作成した遺産分割協議書なので司法書士に依頼しなくてもいいと判断して登記を申請したらその遺産分割協議書での登記はできなかったというケースのひとつには相続人の全員が把握できていなかったというケースがあります。司法書士が相続登記を依頼されればありえないことですがご本人が作成して登記を申請した場合などにまれにおきてくるようです。
それ以外の相続人が存在していたという事実です。
この場合はもちろん遺産分割はやり直しです。それは仕方がないとは思います。相続人と特定はかなり難しい事柄であるからです。
問題はここからです。この遺産分割協議は無効だということはわかりました。遺産分割協議をやり直さなければならないことも理解できました。
ただ、この遺産分割のやり直しは結構難しいことも多いようです。無視された相続にが感情を害したのはわかります。それ以上にやっかいなのが他の相続ですね。相続登記を提出するからと自分が説明して自分で作成したわけですが、これには他の相続人が実印を押して印鑑証明書も渡されているからですね。
本当に近い関係性の身内なら文句を言いながら再度応じてくれるかもしれません。
でも、ちょっと心の距離がある間柄だとこじれると厄介になります。普通は司法書士に依頼するところを自分でやると言い出したわけですからね。
そのトラブルになった相続人は実は男の子で配偶者ありとか女の子で配偶者あり、といったケースの場合で日頃からどうも性格が合わないと感じていた相手の場合は当然疑問をぶっつけられます。
相続人の子供達も内心では印鑑証明書を渡してあるけれど本当に相続に使ったのか疑わしいと疑心暗鬼になってしまうこともまれにあります。というよりも普通は実印を押した書面と印鑑証明書って疑えばキリがないわけです。実は自分の借金のために使用しているのかもしれない、とか。
あまり気持ちのいいことではないですね。だから相続に関しては司法書士に依頼した方が嫌なトラブルを経験さずに済みますね。